会社概要
弊社の想い、想いを実現するチームをご紹介します。
AIと公共DX—水インフラDXへの想い
AIによる「知性の機械化」は、人類史において新たな文明の転換点を意味します。蒸気機関が肉体労働を、コンピューターが事務作業を代替したように、AIは人間の判断や創造の領域にまで踏み込もうとしています。その影響は今後ますます拡大し、社会の構造そのものを再編していくと確信しています。私たちはこの変化を単なる技術革新としてではなく、社会全体の在り方を問う転機として受け止めています。
このような時代において、AIBOSが最も大切にするのは「倫理」と「熱意」です。私たちは、AIを誰か一方の利益のためではなく、社会全体がよりよく機能するための知的基盤として活用します。あらゆるステークホルダーが納得できる形で意思決定を支え、判断の過程を透明化する姿勢こそ、AI時代の倫理であると考えています。データと根拠に基づく政策形成(EBPM)や社会的意思決定を後押しすることが、私たちの使命です。
同時に、倫理を支えるのは「熱意」です。複雑で矛盾をはらんだ現実の課題を一つひとつ丁寧に分析し、システムという形で社会に実装していくことは、地道で粘り強い営みです。AIが支援できる領域が広がっても、その根底には、人間が現場に寄り添い、社会をよりよくしたいと願う意志がなければなりません。AIBOSは、倫理によって方向を定め、熱意によって前進する企業であり続けます。
AIBOSは、社会の根幹を支える領域にこそAIの力を届ける「実装者」として、責任ある挑戦を続けます。私たちの判断の基準は、常に「その技術は100年後の社会をより豊かにするか」という問いにあります。テクノロジーの先にあるのは、人と社会の持続的な幸福であり、私たちはその実現に向けて、知性と情熱をもって歩み続けます。
社会の根幹を支える仕組みを整え、次の世代へと引き継ぐという理念のもと、私たちAIBOSが最も力を注ぐ領域が公共DXです。中でも、水インフラはすべての生命と経済活動の基盤であり、安定した水の供給から洪水対策まで、流域一体の持続的な開発が社会に求められています。AIBOSは、テクノロジーと現場の知恵を融合させる伴走型DXにより、100年先も安全で信頼できる水インフラの構築を目指しています。
今、日本の水道は静かなる危機に直面しています。高度経済成長期に整備された膨大な設備が一斉に老朽化し、それを支えてきた熟練技術者が次々と退職の時期を迎えています。加えて、気候変動による自然災害の激甚化が、地域の安全に深刻な影響を与えつつあります。これらは単なる更新や効率化の問題ではありません。社会の基盤そのものを再設計することが求められています。
AIBOSは、この危機に対し、現場に寄り添うDXを推進します。AIを「人の仕事を奪うもの」ではなく、「人の知恵を未来へ残すもの」として捉え、熟練職員の経験をデジタルデータとして継承します。各自治体や事業体に眠る漏水、水質、管路といった貴重な情報を連携・解析し、EBPM(証拠に基づく政策立案)を支援することで、経験とデータの両輪による強靭で持続可能な水インフラを築き上げていきます。私たちは「現場の声を技術で形にする」企業として、水という公共の命題に誠実に向き合います。
代表取締役 松崎 真里
リーダーシップ
専門性と人間力を兼ね備えたメンバーが、プロジェクトをリードします。




松﨑 真里 / Masato Matsuzaki
代表取締役 / 開発リード
― 社会の根幹を支える公共インフラの未来を再設計します。
2024年創業メンバー。京都大学工学部地球工学科卒業。京都大学院工学研究科社会基盤工学専攻修了。 システム開発・機械学習を用いた公共アセットの劣化分析、水理解析シミュレータによる水道管理の最適化提案、各種プロダクト開発等、技術開発を総合的に主導。アフリカと日本が協働する開発体制の構築にも尽力。 学生時代は京都大学防災研究所にて水文モデルを用いた農地解析や雨量・水路網のシミュレーションを研究。計算サーバーを用いた大規模計算を経験する中でプログラミングに深く魅了され、社会インフラと情報科学の融合領域に関心を広げる。
チーム体制
京都とアフリカの拠点が連携し、課題抽出から実装・運用までを一貫してサポートします。

日本本部(京都)
行政・教育・産業領域のDX推進を担うコア拠点。プロジェクト設計やステークホルダー連携、政策観点での助言を提供します。

アフリカ拠点
英語をベースにしたグローバル環境で、拡大し続けるアフリカの生産年齢人口を活かす拠点。若い世代や女性の活躍を見据えた教育体制を整え、多様な人材とともにプロジェクトを推進します。
パートナーシップ
沿革的な連携パートナーとの協業を通じて、社会インフラDXの裾野を広げています。
2025.07
神戸大学 国際文化学研究科
産学連携を軸に、アフリカの生産年齢人口の増加と若い世代が描く文化的イノベーションを支える教育・研究体制を構築するため、神戸大学国際文化学研究科と包括連携協定を締結。互いの知を結集し、アフリカと日本をつなぐ次世代社会像の創出と人材投資を推進します。
2025.04
イージス・グループ有限責任事業組合
AIBOSは自治体・官庁といった公共セクターとの連携、特にインフラ分野における課題解決を重視しています。斎場・水道・道路といった公共インフラ分野での経験と実績を豊かに持つエクスパート、イージス・グループに参画し、自治体の公共インフラDXを推進する基盤を強化します。
会社情報
| 会社名 | 株式会社AIBOS |
|---|---|
| 所在地 | 〒606-8225 京都府京都市左京区田中門前町44有斐閣京都ビル3階 |
| 設立 | 2024年10月31日 |
| 資本金 | 9,000,000円 |
| 代表 | 代表取締役 松崎 真里 |
| アクセス | 京阪電鉄「出町柳駅」徒歩10分 / 京都市バス「百万遍」徒歩1分 |
